もみ殻活用プロジェクト
Rice Husk Circular Project

コメのもみ殻は国内だけでも年間200万トン発生しています。
そのほとんどは利用用途がなく、多額の処分費を使って処理しています。
ケイワート・サイエンスでは、このもみ殻の有効利用による資源循環のプロジェクトを行っています!

もみ殻活用プロジェクトは、未利用資源のコメのもみ殻をフル活用することで「人の健康」「生き物(主に畜産、養殖)の健康」「植物(主に農作物)」に貢献し、もみ殻の資源循環に寄与し、なおかつ、地球環境、温暖化防止の一助となる活動を、経済的な活動と両立した状態で行うための取り組みです。

もみ殻とケイ酸を分離し、もみ殻はそのままバイオマス資源として発酵肥料・動物粗飼料・バイオマス燃料など、ケイ酸はケイ素の水溶性溶解物として広く様々な用途での利用を可能にすることで、循環型農業を実現します。

◆ 開発原料 ◆

もみ殻を4つの粗原料に。

もみ殻から四つの粗原料の開発に成功しています。
まあ・・・ここまでは通常のバイオマスの原料化プロセスでやられているかな??
(ケイ素化合物は・・・もみ殻だけかな?)

  • ケイ素化合物
  • リグニン
  • ヘミセルロース
  • セルロース

これらの原料から、化学原料の基礎原料や、誘導体化、化学転換を行い、様々な工業原料の製造を行っています!!

もみ殻から抽出した「ケイ素化合物」の粉末化に成功。

もみ殻には、ミネラルの「ケイ素」がたくさん含まれています。
その含有量はもみ殻全体の 15%から多いもので20%近くも!

このケイ素。実は通常の石などに含まれるものとはちょっと性質が異なっています。

半分鉱物で、半分樹脂のような面白い性質です。

ケイワート・サイエンスでは、この面白いケイ素を使っていろいろなことにチャレンジしています!!

代表的な使い方は、「肥料」。これはこれまでケイワートで培ってきた使い方です。これは、生物全般に「ミネラル」として作用します。

そして、タイヤや塗料などに「グリーンシリカ」として混ぜ込むと、ゴムが強くなったり、太陽の光で分解しない、強い塗料になったりします。

何しろケイ素は、元々「石」に近い性質があるので!

そして・・・なんと~!っとここから先はまだお教えすることができません。

今後これらの開発状況を更新していきます('◇')ゞ

 植物由来のミネラルケイ素(水溶液)

植物から抽出したケイ素(ケイ酸)水溶液です。
濃縮や添加物を使用せず、もみ殻から抽出したそのままのケイ酸です。
植物やヒト、動物向けのミネラル供給用にご使用いただけます。
濃度:400~500 ppm
原料:コメ モミ殻
用途:植物用ミネラル水、人・家畜の飲料、植物プランクトン(珪藻)の培養 など

◆ 商品販売 ◆



説明動画集

ケイワートの関連動画や、商品、ケイ素についての説明・解説動画を載せています。
1min ほどのショートムービーをたくさん作っていきますので是非ともご覧ください!

日々の進捗はこちらから!

これは編集画面用のサンプルです。

「プレビュー」から実際の見た目をご確認ください。

FaceBookページです!

主に、農業系での使用状況を発信しています!

社長が担当してます!

最近おろそかかも・・・(-_-;)

ちょっと、情報発信の方法を変えないと? (By 社長)

これは編集画面用のサンプルです。

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弊社 技術担当のリケジョの理科子 さんが担当している、情報発信のインスタです!

画像が面白くて社長のFBページより大人気です(笑)(By 社長)

是非とも覗いて見てみてください!

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◆ 各種の情報をお届け ◆

【説明書】ケイ素(ミネラルとしてのケイ酸)の安全性に関する考察

ヒトに対して摂取においては、安全性が一番重要になります。安全性に関する論文を調査したところ、残念ながら長期安全性に関する報告はされていません。このため、弊社独自でケイ素に関する情報を論文や文献をもとに考察いたしました。

【提案書】カラダ けいそ

弊社で開発したミネラルケイ素の提案書です。

ケイ素の体での役割などについても記載しています。

◆実験・検証

ケイ素水を切り花に葉面散布した際の日持ち試験

同時期に開花したサンプルにの葉面にそれぞれ以下を与え、花が店頭では販売出来ない状態になるまでの経過観測を行いました。

  1. 葉面散布なし(水道水)
  2. 葉面散布なし(フラワーフード)
  3. 水道水葉面散布1回
  4. ケイ素水葉面散布1回(50ppm)
  5. ケイ素水葉面散布1回(100ppm)
  6. 水道水葉面散布6回
  7. ケイ素水葉面散布6回(50ppm)
  8. ケイ素水葉面散布6回(100ppm)

今回サンプルの花は、バラ(品種:サムライ08)と輪菊(品種:神馬)を使用しています。
<試験結果:バラ>
フラワーフードを与えたバラが一番日持ちが良かったが、葉面にケイ素水を散布した花の中では「6. 水道水葉面散布6回」が日程度の日持ちをする結果となりました。
ケイ素水を散布した花では「4. ケイ素水散布1回(50ppm)」を与えた物が、何も処理をしていない花と比較すると1日程度日持ちする結果となりました。
<試験結果:輪菊>
輪菊についてもバラと同じく「2. フラワーフードを与えた」花が一番日持ちが良かったが、輪菊については「7. ケイ素水葉面散布6回(50ppm)」は、水道水を与えただけの花に比べ、3日程度の日持ちする結果となりました。
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香川県立農業経営高等学校 共同検証 -イチゴの苗からの栽培-

【萎黄病発生率】防菌効果あり??
  • ケイ酸水散布あり → 株数:0/230株(発生率0%)
  • ケイ酸水散布なし → 株数:11/230株(発生率4.5%)

【開花率】栄養生長から生殖成長が早まった??
  • ケイ酸水散布あり → 株数:83/118株(開花率70.3%)
  • ケイ酸水散布なし → 株数:66/118株(発生率55.9%)
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水耕栽培キットでの簡易評価

写真左から、
  • entry№5.ケイ素なし溶液栽培用液
  • entry№6.ケイ素50ppm溶液栽培用液
  • entry№7.ケイ素100ppm溶液栽培用液
  • entry№8.ケイ素50ppm溶液栽培用液 10ppmケイ酸水葉面散布

№7.は100ppmですが、№5.と比較して全く成長が違います。
今回、発芽後、間引いたりせずにそのまま育てています。№6.と№8.では№6.の方が葉が大きく育っています。
№8.は発芽が始まってから葉面散布でケイ酸水を与えていますが、№6.と比較して発芽率が高く、密の状態。このため、それぞれの葉っぱは少し小ぶりですね。
いずれにしても、ケイ酸水の有無で差があることは状況的に間違いないと考えています。
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簡易 微細藻類 培養試験

抽出したケイ酸を用いた珪藻の培養試験を実施しました。

培養には既に水槽で飼う魚の餌用にキットとして開発されたものを使用し、精製水、水道水、ケイ酸50ppm、ケイ酸100ppmを以下の点で比較しています。

  • ケイ酸の濃度の差で赤茶色化の具合
  • 顕微鏡による観察

珪藻は川や池、海などに生息する植物性プランクトンです。これは動物性プランクトンや、海洋生物の基本的なエサになります。
抽出したケイ酸を用いて培養に変化があれば、養殖魚用のエサの培養などに活用できると期待しています!!
さらに、珪藻はその体内に原油の原料となる物質を含んでいて、大量に培養できると場合によっては循環できるエネルギー源にすることができます。

もみ殻から格安に作ったケイ酸を循環させることで珪藻を増やすことができるということには、いろんな意味でメリットがあると考えています。
いずれにしても、ケイ酸水の有無で差があることは状況的に間違いないと考えています。
<培養試験3日目>

だんだん色がついて、はっきりと差がわかるようになってきました。

弊社ラボでは確かに研究環境は整っておらず、専門の方からはいろいろとご意見を頂きます。

わざわざペットボトルと蛍光灯を使っている理由としては、ある程度「ざっくり」とした環境でも差がわかることの方が重要だと考えています。

例えば、漁業養殖の現場が、大学や大企業の整った研究室の中での培養が必ずではないからです。

これで珪藻に効果があることがわかれば、それを実証していただくにはきちんとした研究機関にお願いすることも想定しています。

<培養試験5日目>

現在弊社では見た目の色でしか判断できませんが、ケイ酸濃度100ppmで、水道水で作った培養液とは全く違う量の培養ができていることがわかります。

ケイ酸濃度は弊社で最も簡単に作れるもので400ppmの濃度のケイ酸水を作ることができるので、次回はそれで試してみたいと思っています!

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ケイ酸を用いたスプラウトの発芽試験

ミネラル水と弊社で抽出したケイ酸を用いてスプラウト(ルッコラ)の発芽試験を行いました。
発芽を確認しやすくするため、スポンジ状の基材に水分を含ませその上にルッコラの種を置いて発芽させています。

ミネラル水は何とか発芽はしましたが、その後の育成はありませんでした。
当初は精製水とケイ酸水で比較していましたが、ケイ酸水は写真同様ルッコラの育成は見られましたが精製水はあまり発芽もしない状態でした。
精製水が良くないのか?と思い、ミネラルの入った水を使い再度実験した結果が右の写真です。

ケイ酸水ではしっかりとスプラウトが育成しています。
上記鑑みてもスプラウトの発芽、育苗にケイ酸水溶液が有効なのがうかがえます。

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ケイ酸のを用いたスプラウトの育成試験

スプラウトの発芽と育成なら、植物への効果がわかりやすいのでは!?と考え、育成試験を実施しました。
とはいえ…スプラウトの発芽も定量評価をするのは思ったよりも難しかったです。
種子による個体差などの要素を持っても定量評価できる方法を確立するのに結構大変でした。
様々なスプラウト用の種子を数種類の方法で発芽させた結果、ようやく定量評価成功しました。

  • 上写真の左:ケイ酸水溶液、上写真の右:精製水 で育成
  • 下写真の下2つ:ケイ酸水溶液、下写真の上2つ:精製水 で育成


プラコップの中にスポンジ状の基材を設置。その上に16個の種子を置いて水分を含ませて発芽と育成。
写真は最大2個ですが、全部で10個ずつ育成し評価。

写真でもわずかに大きさに差がありますが、発芽した全体量を各コップごとに比較した結果が一番下の表です。
重量の差は育成で大きくなった差であると考えています。